「Wio Terminal」を試してみた【Seeed Studio】

自分用メモ
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私が初めて自分でマイコンを使ったのはもう10年位前のこと。

当時、Arduinoが日本でも流行り始めていて、学研さんから発売された互換機「Japanino」から使い始めました。
(何も知らないで使っていたら、使い始めて1月もたたないうちに壊れてしまい、手元には現存しません。)

それ以降Arduinoシリーズをずっと愛用してきましたが、最近はRaspberry PiやM5Stackに浮気気味。
(ことマイコンボードに関して言えば、武器は多いに越したことはないです。性能やコストとの兼ね合いで都度最適なものを選んで使えばいいので、選択肢が多いのはいいことだと思います。)

その上さらに、

Wio Terminal

に浮気してみようということで、購入してみました。スイッチサイエンスさんにて。

単純に試してみたかったというのもありますが、具体的に作ってみたいものがあって、仕上がりを想像したときにM5Stackよりこっちのほうがしっくり来るかなと思ったので手を出した次第。

作ってみたいものというのは後ほど。

パッケージ

紙のスリーブと段ボールでできたパッケージに入っています。

裏面にはスペック一覧が載ってます。

ふたを開けるといきなり本体。

本体の下に付属品が入ってました。

付属品

USBケーブル(TypeA-TypeC、20cmくらい)、正面についてるジョイスティックの頭(本体にもついてます。予備?)、説明書とシールが入ってました。

説明書は英語、日本語、ドイツ語(?)表記。裏面コネクタのピン配置などの一部ページは英語のみ。
割とちゃんとした日本語です。(文脈や言葉のチョイスが???な部分はあるものの、ヤバげな製品のような雰囲気はないです。)

付属のシール。かわいい。Wioちゃん?

本体

こんな感じです。正面には2.4インチのフルカラー液晶とジョイスティック。

上面には3つのボタンスイッチ、

下面にはGroveコネクタが2個とUSB-Cコネクタ。
(コネクタがL字になったUSBケーブルはGroveコネクタと干渉しそう)

左面には電源スイッチとMicroSDスロット、

右側には謎のスリット、

裏面にはRaspberry PiのGPIOと互換性のある40ピンコネクタがあり、窓から内部の基板が見えます。
光センサと赤外線LEDが使えるようです。

ちゃんと技適マークも入ってます。

裏面に磁石が入っているみたいで、冷蔵庫やホワイトボードなどにくっつきます。

M5Stackと並べてみる

Wio Terminalを最初に見たときの正直な感想、「M5Stackにぶつけてきたな…」。

…だったので、並べてみました。

正面から見たサイズ感で言うと、高さはほぼ同じ、幅はWioの方がでかい、って感じです。

液晶のスペックは両者同じ(2.4インチ、320×240ピクセル)で、実際にほぼ同じ大きさでした。

厚みはM5の方がありますが、M5の方はバッテリーの入っている「ボトムモジュール」を外せばほぼ同じ厚みです。
(ちなみにWioにはバッテリーはないです。個人的には保管するときにバッテリーを気にしなくて済むのでない方が良いです。バッテリーが必要ならモバイルバッテリーを繋げばよろしい。)

全体的に、Wioは薄型な印象、M5は真四角でゴロっとした印象を受けます。

一つ気づいたのが、M5はジャンパー線を挿すコネクタが横向きに出ていますが、Wioは真後ろに出ています。

前者は机に置いたり冷蔵庫に貼り付けたままつないでおけますが、後者はそういったことができず、ジャンパー線や外付け基板の取り回しには工夫が要りそうです。

でも、M5は側面にオスのピンが見えているので取り扱いに気を遣わざるを得ない一面もあるのでなんとも。全部後ろに出ていて、しかも全部メスコネクタというのはある意味安心仕様?

電源入れてみる

謎のゲームが始まりました。

ハードル走中に邪魔者の鳥が飛んでくるが、鳥はレーザービーム(?)で撃ち落とせるといった感じ。地味にムズイし気づくとやりこんでます(笑)

よく見ると飛び越えているハードルは抵抗器?のようにも見えます。芸が細かい。

なんかかわいい。Wioちゃん?(シールとは別だが)

遊んでいたら、テストプログラムが動作しました。

上部左スイッチを押すと画面の色が変わります。

各スイッチがONされたかどうかの確認して、

Factory Test Passのこと。ヨカッタ。

まとめ

レビュー的なものはここまでです。

まだ全く使い込んでいないので性能や使い勝手について何とも言えませんが、性能や内蔵している部品、価格帯などを見るとM5と同じレンジの製品だろうなということは想像がつきます。

今後使い込んでみて、M5との差異など見つけていこうと思います。

作りたいものとは

私の家には電車でGO!のPS1用のコントローラが各種あります。

PS2と各ソフトも持っていて、現役で使っている品です。
(コントローラは「3」世代までのソフトでしか使えませんが)

で、私は鉄道模型をやっています。

となれば、もうご想像がつくかと。

そう。鉄道模型を電車でGO!のコントローラで走らせるパワーパックを作りたい、ということです。

だいぶ昔、一度作ったことがあるのですが、その時は動作不調のコントローラを分解して、中の信号線をちょん切ってArduinoに直結しました。つまり、PSのコントローラとしての機能は完全に殺して作りました。

でも、今手元にあるコントローラは完動品なのでパワーパックに改造してしまうのはもったいない。

なので、今回はコントローラは無加工、という前提で作ろうと考えています。

その際に、ディスプレイ兼制御マイコンとしてWioを使おうと思っています。基本的に速度計と各ノッチ表示を出しておくイメージです。

M5の真四角なイメージより、Wioの方がイメージ合うかと思いまして。

PSコントローラとのSPI通信、PWMによるDCモーター制御(どんな仕様なんじゃろ…)、液晶表示などの作例になろうかと思いますので、適時ご紹介できればと思います。

完成したらパネル面にでもこのシール貼ろうかね。Wioちゃん(?)かわいいし。

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