しばらく放置状態でしたが、ぼちぼち再開していきます。
いきなりですが、
Groveは便利
…ってことに最近改めて気づきつつあります。
Arduinoの互換機にいくつかのモジュールが付いてるビギナーズキットを使ってみていたのですが、
ブレッドボードや電子ブロックのように、電子部品そのものではなく、たいてい「各部品を動作させる最小単位」が1つのモジュールになっているのが便利さの秘訣なんじゃないかな、とか。
LEDつけたい、温度測りたい、リレー使いたい、音鳴らしたい…って感じで、欲しい機能ごとにモジュールを足せばいい、というのはブレッドボードで部品を1つ1つ組み立てるより楽に早く物が作れます。(配線間違えて部品を壊す可能性もかなり下がる)
ブロック玩具と組み合わせるともっと便利
また、3Dプリンタでレゴブロックにパチッとはめられるケースを作ってみました。
工具レスでブロックぱちぱち、コネクタぱちぱちしていけばハードウェアの組み立ては完成です。
大きめのプレート上のブロックにはめて使えばモジュールがぶらぶらすることもないし、
L字のブロックを使ってモジュールを縦置きすることもできるし、
段差を付けておくこともできる(((o(*゚▽゚*)o)))
…もっとも、
そういう物も売ってます。まあ、3Dプリンタあるし。好きなサイズ・色で作れるし。
となってくると、次に考え始めるのが、
オリジナルモジュール作りたい
すでにいろいろ発売されているし、そんなにビックリするほど高いわけでもないんですが、どうせならいろいろ作ってみたい。
そんな私にこの基板。
Groveプロトシールドキット。お値段も1セット286円。
ただしこの基板、
(Seeed Wiki(https://wiki.seeedstudio.com/Grove-Protoshield/)より画像引用)
20×40mm(突起部除く)の小さな基板に、VCCライン、GNDラインや押しボタンスイッチのパターンがあり、ユニバーサル基板エリアが広くなくて使い勝手は良くはなさそう。
あと、Groveモジュールって、
20×20mmを1つの単位としていろいろなサイズがありますが、プロトシールドは1×2、つまり20×40mmしかない。。。1×1の小さいサイズもほしい。
じゃあ、
プリント基板作っちゃえ
ということで作ってみました。今日の本題。
設計に必要なデータは公開されてます。
1×1と1×2の2種類のデータをオープンソースの基板設計ソフトKiCadでパターンを作って、
ちなみに、本来は
回路図を書く→部品にフットプリント(基板上のパターン)を割り当てる→基板上に配置する
というステップで設計しますが、こんな構造なのでいきなり基板上にパターンを描きました。
コネクタと固定穴とスルーホールしかないので。。。
設計したら中国のプリント基板製造業者に注文。私はSeeed Studioさんの運営しているFusion PCBをよく使ってます。
それぞれ10枚で4.90$(だいたい500円台)、送料や納期がかかりますが、しょうがない。
注文先がGroveの販売元のSeeed Studioさんなので、それってどうなのとも思いましたが問題なく作ってくれました。さすがに追加料金不要な面付けは自重した…w
何気に外形線が複雑な形してるんですが、きれいに作ってもらえました。
コネクタやケーブルはスイッチサイエンスさんで扱いがあるのでそれで入手。
…
いろいろ作ってみた
左からφ10mmのデカLED、可変抵抗、脈波センサ、モータードライバ。
限られたサイズに、最低限動作するだけの部品を詰め込んで、ちゃんと動作するように配線する。
Groveモジュールを作ること自体も、パズルのようで結構楽しいです。
(テトリスとか好きな人)
何かモジュール作ったり、面白そうな活用方法見つけたらまた書いていこうと思います。
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